E&T Ecological Energyと
バイオマスエネルギー
環境とエネルギーは、今の時代にとってとても大切なテーマのひとつです。
E&T Ecological Energyでは、この2つのテーマをあわせた、新しいチャレンジに取り組んでいます。

代替エネルギーを
求めて
再生可能で、地球にやさしいエネルギー源を探す動きが世界中で広がっています。
E&T Ecological Energyは、日本の広島に拠点を置く企業として、この“時間との戦い”ともいえる挑戦に全力で取り組んでいます。
私たちは、未来に誇れる取り組みを残すことを目指しています。
エネルギー需要の高まり
中国やインドなどの人口の多い国々に加え、アフリカの一部地域やブラジルのような新興国の発展により、世界中で多くの人が経済的に成長し、より良い暮らしを手にするようになってきました。
それにともなって、エネルギーの消費も急速に増えています。
この需要に対応するために、今でも多くの場所で使われているのが、化石燃料と呼ばれる石油や石炭などのエネルギーです。
しかし、これらは地球の空気を汚し、しかも限りある資源で、いつかなくなってしまいます。
環境への影響
こうした化石燃料を大量に使うことで、地球のオゾン層が壊れはじめ、気候が少しずつ変わってきています。
その結果、地球の平均気温も年々上がってきているのです。
エコへの目覚め
こうした環境の変化を科学的に見つめながら、世界中の人たちが「エコの意識」を持つことの大切さに気づき始めています。
環境に関する問題を話し合う国際会議では、新しい技術や、環境にやさしい解決策が紹介されています。
これまでに行われた代表的な環境会議には以下のようなものがあります:
ストックホルム会議(1972年)
京都議定書(1997年)
パリ協定(2015年)
リオ地球サミット:Eco-92(1992年)、Rio+10(2002年)、Rio+20(2012年)
そして、次回のCOP30(2025年)は、ブラジル・アマゾンのベレンで開催される予定です。
鶏ふん(バイオマス)の活用について
世界最大の鶏肉輸出国であるブラジルでは、鶏の飼育や処理の過程で、毎年何百万トンもの副産物(鶏ふんや敷料)が発生しています。
この残さはかつて、栄養価が高いことから家畜の飼料として使われたり、農業用の肥料として使われたりしていました。
しかし現在では、衛生面でのリスクや、成分の濃度が高すぎることから、未処理のまま使うことが難しくなっています。そのまま捨てられると、環境への悪影響も大きいのが現状です。
そこで、E&T Ecological Energyはこの「鶏ふんバイオマス(いわゆる“鶏の敷料”)」を、再生可能エネルギーの燃料として活用することを提案しています。
豊富に存在するこのバイオマスをエネルギー資源として使うことで、特に鶏の生産が盛んな地域において、環境にやさしく、持続可能なエネルギー循環を実現することが可能になります。
環境への挑戦
E&T Ecological Energyは、たとえ他の方法よりコストがかかっても、環境に配慮した持続可能なモデルを大切にしながら、地球規模の課題に向き合っています。
私たちは、未来につながる「エコな選択肢」を、真剣に提案しています。
バイオマス発電所のビジョン
E&Tが目指す、バイオマス(鶏の敷料)を活用した発電所の理想的なモデルは、次のような仕組みがあります:
ガス燃料の生成と利用
燃焼の過程で発生するガスは、冷却・ろ過された後、エンジンなどの動力源として活用可能です。
再生可能エネルギーとして電力を生み出す
鶏ふんバイオマスを燃やして、安定した電力を供給します。
燃焼後に残る灰は、肥料の原料に
燃焼によってできた灰には、リンやカリウムといった植物に必要なミネラルが豊富に含まれており、肥料と混ぜて再利用することができます。
このようにE&Tの技術は、「電力をつくる」「環境を守る」「副産物も無駄にしない」という三つの価値を同時に実現することを目指しています。
バイオマス発電のメリット
(※地域に豊富な原料=鶏ふんなどがある場合)
- 地域に直接・間接的な雇用を生み出します
発電所の建設や運営、周辺産業との連携を通じて、地元での雇用が増えます。
2. 先端技術の導入につながります
バイオマス発電という最新のエネルギー技術が地域に導入され、技術的な進歩が期待されます。
3. 鶏ふんという再生可能な資源を活用し、環境にやさしい方法でエネルギーを生み出します
本来廃棄されがちな資源を活かして、持続可能なエネルギーに変えることができます。
4. 地域が「エコツーリズム」の拠点としても注目されるようになります
環境保全に取り組む場所として、観光資源にもなります。

このような取り組みにより、地域の特徴や価値が大きく変わり、企業誘致や投資のきっかけにもつながります。
また、施設誘致に伴う一部の税制優遇措置や補助も、地域全体にプラスの効果をもたらします。

全体的な分析
このバイオマス発電への投資に適している地域のひとつが、ブラジル・パラナ州北部です。
この地域は、年間を通して比較的涼しい気候に恵まれており、大規模な鶏の飼育・処理に非常に適した環境が整っています。
また、日系人が多く暮らす地域でもあり、エコロジーや環境保全への意識が高いのも特長です。
こうした要素がそろっているため、持続可能なエネルギー事業の導入や拡大に対しても、地域の理解と協力が得やすいと考えられます。
